乾癬は、未だに根治療法が見つかっていない、
慢性の皮膚疾患です。
世界で約1億2500万人、
日本では約50-60万人の患者さんがいるとされ*1,*2、
日本では近年増加傾向にあります。
症状によっていくつかの種類に分類されますが、
特徴的な症状として、皮膚が赤くなる「紅斑(こうはん)」、
もりあがる「浸潤(しんじゅん)」、
細かいかさぶたのような「鱗屑(りんせつ)」、
フケのようにボロボロとはがれ落ちる
「落屑(らくせつ)」がみられます。
また、関節が腫れたり痛んだりすることもあります。
外敵から体を守る免疫作用の過剰な働きが主な原因で、
感染する病気ではありません。
遺伝や生活習慣などさまざまな理由によって
発症すると考えられています。
*1. Kubota, K., et al.: BMJ. Open., 5:1, 2015.
*2. 照井正 他:臨床医薬 , 30:279, 2014.