総合監修:社会福祉法人聖母会聖母病院 皮膚科部長 小林 里実 先生

掌蹠膿疱症を知ろう
掌蹠膿疱症の治療法
掌蹠膿疱症のQ&A

掌蹠膿疱症Q&A

検査・治療について

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治療を組み合わせることはできますか?

悪化因子を取り除く治療だけではなく、薬物療法と組み合わせることがあります。

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)は、喫煙、病巣感染(びょうそうかんせん)、ストレス、時には金属アレルギー、便秘や下痢などの腸内環境、糖尿病など、複数の要因が影響しあって発症すると考えられています1)。すべての要因を見つけ出し、取り除くことは困難な場合もあります。医師が、患者さんの状態を考慮して、塗り薬、飲み薬、紫外線療法、生物学的製剤なども組み合わせて治療を行います。

※ 体のどこかに慢性の炎症を抱えていた場合、これが引き金となって体の別の部位で何らかの病変(ここでは掌蹠膿疱症)が引き起こされること。他に、病巣扁桃が関わるIgA腎症などがある。

1) 小林里実.: 皮膚臨床., 60: 1539, 2018