総合監修:医療法人桜仁会 いがらし皮膚科東五反田 院長 五十嵐 敦之 先生

文字の大きさ

乾癬患者さん応援キャンペーンサイトへ乾癬患者さん応援キャンペーンサイトへ
乾癬Q&A

正しい入浴と保湿を心がけましょう

一般に、乾癬の症状は乾燥により悪化することが多いため、夏に良くなり、冬には悪くなる方も多いようです。加湿器や保湿剤などを使って、できるだけ乾燥を防ぎましょう。
入浴は、肌を清潔に保つだけでなく、保湿や精神的なリラックスにも有効です。ナイロンタオルや垢すりなどでゴシゴシ洗うと、乾癬を悪化させてしまうので、せっけんを手に泡立てて泡を身体にのせるようにしてやさしく洗いましょう。頭皮も同様に、ゴシゴシとこすらないことが大切です。入浴後は皮膚の水分が失われやすい状態になっていますので、保湿剤などでケアしましょう。

肌に刺激を与えないようにしましょう

乾癬では、皮膚に刺激が加わることで新たな皮疹(皮膚の病変)が生じることがあります。衣服は肌に刺激を与えないよう、身体を締めつけずゆったりしたものを身に付け、肌に直接触れる衣服は、柔らかく刺激の少ない素材(綿など)でできた製品を選ぶようにしましょう。そのほか、ベルトやメガネ、カバンの取っ手などと肌がこすれることで刺激になり、その部分だけ皮疹が残ることがあります。カバンをいつも同じほうの肩に掛けている方は、時々逆側に掛けるなどして刺激を減らしましょう。
「皮疹が出やすい状況や部位」の項参照)。


川田 暁 先生(近畿大学医学部附属病院 皮膚科 教授)からのコメント

スキンケアを適切に行うことは、乾癬の症状を悪くさせないためにも、とても重要です。保湿剤を上手く使用し、衣服やカバンなどにも気を付けてみましょう。保湿剤は、ドラッグストアなどで購入できるものでも良いですよ。


FACT FASHIONFACT FASHION