総合監修:医療法人桜仁会 いがらし皮膚科東五反田 院長 五十嵐 敦之 先生

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乾癬Q&A

紹介状(診療情報提供書)を準備しましょう

大きな病院(特定機能病院※1、500床以上の地域医療支援病院※2など)を受診する場合には、原則として他の医療機関からの紹介状が必要になります。紹介状は有料ですが、保険が適用されます。これらの医療機関を紹介状なしで受診すると、初診時または再診時に特別の料金※3がかかります。


※1 高度の医療の提供、高度の医療技術の開発および高度の医療に関する研修を実施する能力等を備えた病院について、厚生労働大臣が個別に承認するもの。
※2 地域医療を担う「かかりつけ医」等を支援する能力を備え、地域医療の確保を図る病院として相応しい構造設備等を有するものについて、都道府県知事が個別に承認するもの。
※3 選定療養費と呼ばれ、料金は医療機関ごとに異なります。

予約が必要な場合もあるので、行く前に確認しましょう

病院や診療科によっては、予約が必要な場合があります。「乾癬外来」などの専門外来を設置している病院もありますが、外来診療日が決まっていることもあります。多くの場合、病院のホームページで情報が公開されていますので、行く前に確認しておきましょう。病院や地域によっては「地域連携室」を活用し、かかりつけ医から大きな病院の予約ができるシステムもあります。うまく活用することで、大きな病院でも待ち時間を短くすることができるかもしれません。


岩月 啓氏 先生(岡山大学病院 皮膚科 名誉教授)からのコメント

紹介状を持参された場合、定額の初診料になるだけでなく、予約もスムーズになり待ち時間が少なくなることも患者さんにとってメリットの1つです。さらに、今までの経過や治療歴などの情報が分かることで、限られた診療時間の中でも患者さんと病気のポイントについて話し合える時間を多くとることもできるようになります。紹介状のほか、お薬手帳や健康診断などの検査結果もあれば、ぜひお持ちください。